ゆるい言語活動のすゝめ

うえみずゆうきとけんぞーによる対談企画です。テキストときどきラジオ。

『人生設計は必要ですか?』 第52回ゆるい言語活動のすゝめ

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第52回 ゆるい言語活動のすゝめ

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テーマ「人生設計は必要ですか」

うえみず: ほんとうは昔からそうなのかも知れないですけど、今って予測がつかない時代感満載ですよね。人生設計みたいなものって、必要なのか?もし必要だとしたら、どのレベル感で必要なのか?とか考えちゃうんですよね。
けんぞーさんは、自分の未来のこととか考えたりしてますか?

けんぞー: 自分の未来は特に考えてませんね。20代半ばの時にちゃんと会社員なり公務員みたいな働き方ができないとダメなんじゃないかと思った時期もあるんですけど、いまはそんなに先の事まで考えてもどうしようもないと思って考えてません。
うえみずさんはどうですか??

うえみず: そうですか。
ぼくはやりたいことがいくつか明確にあって、40歳までの約10年のうちにこうしようっていう大枠のイメージはあるんですが、具体性が伴っていないというか。そういう課題感みたいなものを感じています。どこまで具体性を持つかっていうことにすごく関心があるんですよね。
「そんなに先のことを考えてない」っていう風におっしゃいましたけど、ある意味で「来月」っていうのも先のことに入ると思うんです。 そういう短期的な部分ではどうですか?

けんぞー: 来月のことも特に考えてないです。考えても無駄というか、その日によって何がしたいとか変わるので。いまは働いていないので柔軟にその日の行動が決められるのでありがたいですね。
人生設計はあった方がいいと思います。ないと羅針盤無しで航海するのと同じで人生が遭難してしまいます。おれはこれまで羅針盤無しで人生を送ってきたのでかなり漂流して結果遭難状態になりましたが、最近は遭難しててもそういう生き方しかできないのでしょうがないと開き直ることにしました。
うえみずさんの場合は羅針盤はあるけどどうやって目的地まで辿り着こうかという方法論が確立されていない状態ということですかね?

うえみず: 面白いですね!
そう言われると、ぼく自身も漂流し続けているような感覚ではあります。方法論が確立されてないだけで、イメージは固定されているか?と言われると、怪しいですね。未来そうなってほしい今と、違うなら違うで受け入れられる余白もある感じ。でも、かといって明日のことは計画しているというか。矛盾の中にいる感覚がすごくあるんですよね。
開き直るといっても、迷いなんかは生じないんですか?

けんぞー: 迷ってもどうしようもないんですよね。先にも言いましたが会社員としてちゃんと働いたほうがいいとか、公務員として働いたほうがいいとか考えたこともあるし、実際まともな職場で人間関係も良好で、給料も悪くないところで働いた経験は結構ありますが、仕事続けられないんですよね。30歳になってもそうなので、それは職場が合わないのではなく、働くことが向いていないと気付かざるを得なかったわけです。そうなるともう開き直るしかないですよね。あぁ、マジでもう無理だ!みたいな(笑)
未来にこうなって欲しいというぼんやりとしていてもビジョンがあると、そこから逆算して人生を設計できるので生きやすい気がするのですがどうですか?

うえみず: なるほどー。
未来から逆算するということのメリットでいえば、今日より明日、明日より明後日が理想に近づいていってるという「前に進んでる感」だと思うんですね。そこは確かにありますし、それを生きやすさとするなら生きやすいのかも知れません。一方で、「明日死ぬかもしれない」みたいな観点からいくと、今を大事にしていないような気持ちにもなるんですよね。

けんぞー: 『明日死ぬかもしれない。だから今を一生懸命生きる』という人も居ます。それは今を大事にすると同義だと思うんんですが、うえみずさんはどうして『明日死ぬかもしれない=今を大事にしていない』気持ちになるのでしょう?

うえみず: “今”ってなにを持って今とするか、なんですよね。未来を夢見ている今なのか、今気持ちいい今なのか。そこら辺が正直、気分で揺らいでしまうのでよく分からなくなることがあるっていう感じですね。

けんぞー: “今”の立ち位置をどう定義付けするかという感じですかね。それを考え出すと難しい気がします。

うえみず: 来月のことも考えてないっていうのは大変いさぎよいな、と。不安な気持ちになりませんか?(笑)

けんぞー: 先にも言いましたが、考えてもしょうがないんですよね。そもそも何をどう考えていいか分からないという感じなのですが。自分の場合は会社員的働き方も苦痛だし、かと言って仕事としてやりたいこと、プライベートでやりたいことなども特にないですし…。
うえみずさんは、将来のことで不安になったりしますか??

うえみず: そうですか!悟ってますね(笑)
ぼくは将来のことはよく考えますね。不安はないんですが、とにかく考えます。40歳の自分に幻滅したくないんです。よくなっていくという「感覚」を大事にしたいんだと思うんですよ。そういう意味で、考えても思い通りにならないのは分かっていても、期待感という意味で希望的観測を繰り返しているのかも。

けんぞー: 悟ってるというより諦めてるという感じですね。今より良くなる気がしねぇ…みたいな(笑)
希望的観測を繰り返すことの方が大事だと思いますよ。将来どうなってるか誰にも予想できない中で、ネガティブなことを考えるよりも、ポジティブなことを考えたほうが全然いいと思いますし。それにポジティブなことを考えるほうが”今”をよりよく生きるモチベーションにも繋がると思います。

うえみず: まさにそれなんですよね!希望的観測によって今をよりよく生きるモチベーションになる!人生設計は必要とは限らないですが、希望的観測は推奨したい(笑)なんか悩み相談みたいになりましたが、スッキリしました!(笑)

けんぞー: おぉ、スッキリされたなら良かったです。うえみずさんがスッキリされたところで今回はお開きとしますか(笑)

うえみず: はい!(笑)

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パーソナリティ

うえみずゆうき

音楽家。福岡県田川郡出身、福岡市在住。バンドhomesickのボーカルギターやソロ活動を行なう。その他、ローカル音楽メディアNarrative代表など。

Twitter @y_uemizu

けんぞー

ニート時々素人物書き。佐賀県在住。けんぞーのショートショートで作品公開中。

SNSの類はやっていません。御用の方はこちらのメールアドレスまで(携帯のキャリアのメールから送られると、返信するとき届かないことがありますので、設定を変更してお送り下さい):koga.ken.20xx@gmail.com